事務所の信念


  

「気軽に相談できる弁護士」とは?

 

民間企業に長年勤務、多くの弁護士と協働しました。そのため、「気軽に相談できる弁護士とは?」ということを、身をもって知っております。 

 

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弁護士を志したきっかけ

 

(取引先の倒産)

 

・私は、1990年代の後半から2000年代にかけて、総合商社の審査部(取引にリスクがないか、取引相手にリスクがないか、取引をする国にリスクがないか等を分析する部署です。)に勤務していました。 当時は、北海道拓殖銀行・山一證券・日本長期信用銀行・日本債券信用銀行など、誰も想像したこともないような巨大企業の倒産が相次ぎ、取引先の中小企業も多数倒産しました。 


・そして、とうとう「経営者の自殺」というショッキングな場面にも遭遇しました。 私は、ご遺族に、「弁護士さんに相談はしていなかったのですか?」と尋ねました。 すると、返ってきたのは、「弁護士なんか費用が高いだけでしょ。法律のことしか知らないんだから、経営の相談なんかしても無駄ですよ。経営が分かる弁護士は、大企業しか相手にしないでしょうし、そもそも費用が払えません。」という答えでした。

 

(弁護士を志す)

 

・この返答を聞いた私は、他の取引先の経営者に対しても、「経営上や私生活上の問題にどう対応しているのか? 士業の活用はしているのか?」を尋ねました。 すると、返ってきたのは、「士業の活用? 税理士に税務申告を頼むくらいかなあ。」、「経営上の問題は、従業員や家族を動揺させないよう、自分で抱え込むしかないよ。経営者は孤独なんだよ。」、「弁護士って、離婚・相続のときや、逮捕されたときに頼むものじゃないの? 一生に一度は世話になるかもしれないけど、出来れば世話になりたくないねえ。」、「弁護士って高いでしょ。無理無理。」というような答えばかりでした。

 

・当時の私は、「弁護士ってすごい!」という憧れのようなものを抱いていたため、「ユーザー側の弁護士に対する認識」とのギャップにとても戸惑いました。 と同時に、「じゃあ、低コストで、かつ、法律以外の分野にも精通した弁護士になればいいんじゃね?」という単純な発想に至りました。

 

・とはいえ、実現困難な夢に邁進するのは怖い年齢であったこともあり(←今は「思い立ったが吉日!」「人生で今日が一番若い!」という考えですが。)、「弁護士費用は低コストに出来るのか?」と「法律以外の分野に精通するにはどうすればよいのか?」をとことん考えました。 その結果、出した結論は次のとおりでした。

 

①弁護士費用が高いのは、「一等地にオフィスをかまえる賃料」、「重厚な雰囲気を出すための内装費」、「(弁護士・パラリーガルといった)高い賃金が必要となる人材の雇用」、「いつ使うか分からない本もとことん揃える書籍費」、「(当時は弁護士が少なかったため)競争の無さ」などが理由である。 「シンプルなオフィスにする」、「弁護士1人ですべての業務をこなす」、「使用頻度が低い書籍は、弁護士会の図書館などで確認する」といった運営をすれば、弁護士費用はかなり下げられる。

 

②「法律以外の分野」は、「勉強」だけでは使いこなせる知識・技能にはならない。 その分野の現場で職務経験を積むことが最も効果的だ。

 

(複数の民間企業と法律事務所に勤務)

     

・その結果、私は、複数の民間企業で職務経験を積み重ねた上で、2010年に司法試験を受験し、弁護士になりました。  

 

・具体的には、

 

①「総合商社の審査・法務部門」において、「経営分析」「財務分析」「債権回収」「M&A」等


②「㈱大和総研の証券アナリスト」として、「証券業務」「経営分析」「財務分析」「M&A」等


③財務コンサルティング会社において、「事業再生」「資金調達」「不動産業務」「M&A」等の職務経験を積んだ上で、

 

④最も尊敬する弁護士であった奧野善彦先生が所長を務める「奧野総合法律事務所」において、「一般民事事件」「企業法務」「刑事事件」を幅広く学ばせていただき、2013年に当事務所を開業しました。

 

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 当事務所の信念

 

・以上のような経緯で弁護士となりましたが、「気軽に相談できる弁護士」「低コスト」「法律以外の分野にも精通」といった信念は、現在も変えておりません。

 

・ただ、「低コスト」を実現するために「弁護士1人」で運営しておりますので、ご不便をおかけすることもあると思います。 例えば、「電話でのご相談やお打合せ」には対応しておりませんし、「緊急性の低いお問合せに対するお返事」には時間をいただくこともございます。 もっとも、こうした「事件の結果には直接影響しないサービス」ではなく、「事件の結果に直接影響する業務」(=戦略を立てるための徹底した調査、戦略の策定、戦略の実行)には、一切手を抜きませんのでご安心ください。

 

 


弁護士費用について


 

弁護士費用は高い   

 

・このようなイメージが一般的だと思います。 そのせいで、弁護士に相談することをためらい、気が付いてみれば手遅れになっていた… そうしたケースが非常に多いと痛感しています。 

 

弁護士費用が高い理由  

 

・弁護士費用が高いのは、以下のように、莫大な固定費がかかるからです。

 

①毎日のように裁判所に足を運ぶため、裁判所の近くに事務所を構えることが多い。

②信頼が重要なので、事務所の外装や内装も立派にすることが多い。

③弁護士と同じくらいの人数の事務スタッフを雇うことが多い。

④あらゆる法分野の書籍を購入し、法改正のたび買い替えることが多い。

 

当事務所における固定費の削減  

 

・当事務所では、

 

必要最小限のスペースのみ賃借する。

弁護士のみで業務を行う。

③資料のペーパーレス化を徹底する。

④使用頻度の低い書籍は購入せず、図書館を利用する。

 

等の方針により固定費を徹底的に削減しました。  

 

・このホームページも、業者を使わず、私自身が作成しています。見映えが悪くてすみません…(TT)   

 

・その結果、相談料を無料とするだけでなく、正式にご依頼いただいた後の弁護士費用も低額にし、場合によっては分割払いも可能としました。 事案によっては、着手金無料の完全成功報酬制にすることもあります(費用については、お気軽にご相談フォームからお見積り依頼をください)。  

 

 


営業時間について


 

相談者の生活リズムにあった事務所  

 

・会社にお勤めの方からは、「平日の日中だと相談に行けない。」という声をよく聞きます。 

 

・子育て中のお母さんからは、「子どもが幼稚園にいる時間帯しか相談に行けない。」という声をよく聞きます。 

 

・また、「ぜひ相談したいが遠方に住んでいる。高齢なので事務所まで行けない。」と言われたこともあります。 

 

・「人と会うのが怖い。」という方もいらっしゃるでしょう。 

 

・そのため、いつでもメールで「予約」・「相談」・「打合せ」が可能な事務所としました。 

 


アドバイスの内容について


 

法律は問題解決の道具の1つにすぎません

  

・法律というものは、問題を解決する大切な道具ではありますが、たくさんある道具の1つにすぎません。 そのため、法律の知識だけを振りかざしてアドバイスしても、役に立たないことが多いです。   

 

・人間と人間のトラブルを解決するのですから、弁護士自身の人生経験が豊か(ただ長く生きているのではなく、様々なことを経験しているということです)でなければいけませんし、法律以外の分野(経営・財務など)にも精通していなければいけません。  そして、何より、相手も気持ちのある人間なのですから、相手を動かすには、相手の気持ちを読む力も大切です。

 

・当事務所は、以上のような考えに基づき、単なる法律論ではない、柔軟なアドバイスをしたいと考えています。 

 


ご相談者との接し方について


 

一生に一度のことだと思ってお話を聞きます 

 

・特に、個人の方の場合、弁護士に相談をするなんてことは一生に一度あるかないかだと思います。 そのため、こちらも一生に一度のことだという意識で、自分のことのように、しっかりとお話を聞きます 

 

分かりやすくご説明します  

 

・誰でも分かるように、専門用語は使わず、分かりやすく説明するよう心掛けています。  

 

どこでも足を運びます  

 

・お身体の不自由な方、子育てや家事で家を離れられない方、他の道府県だけどぜひ当事務所の意見を聞いてみたいという方、いろいろな方がいらっしゃると思いますので、ご予約いただければどこでも足を運びます。 もっとも、倒産しては元も子もないので、交通費だけはお願いします(^_^;)